その場から「逃げる・逃がす」の条件下では、テレビにしがみついている時間を減らす事です。逆に、安全な場所から移動させない工夫として、テレビがあればその場に留まらせる事ができます。人の心理を逆手にとれると言う事ですね。
電気が無くとも稼動する品もあることで、救援物資にはコンパクトなワンセグTVも必要となる事でしょう。
観る(映像・文字)
映像では地上波・衛星波・有線・インターネット放送の種類があり、電波式の中でもワンセグメント方式で放送する周波数帯もある。
文字情報放送も電波の隙間を介して発信出来る。
電子メールも、中継器やサーバーにアクセス出来れば活用可能。
インターネットエントランス回線・有線ネットワーク回線なども、被災圏から一つ外枠では活用可能で、接続にはパソコンと携帯電話などのモバイル系通信が用いられる。
音声(ラジオ)
AM波・FM波・インターネットラジオ、+文字放送
クルマさえ活きていれば、カーラジオが有効。
一つの結論は、通常使っているもので、特別な知識を必要としない品を活用する事です。テレビやラジオなどの万人が扱える物を用いれば、すべての方に使っていただける事で伝えられる!という事ですね。
条件としては、放送局などが初期の段階で機能を失っていない事が必須となります。(ただし、視聴覚障害者も存在する事を忘れてはなりません。)
それから、被災度によっては、発災時から一歩も身動きのとれない状況にもなり得ます。逆に、「持ち出せない」「手元に無い」も克服しなければなりません。
通信系は全ての人に必要となり、如何なる場所で被災し、途上遭難となっても良い様に、就業先は企業内防災で準備していただき、帰宅困難支援施設にも通信設備や、通信支援者が必要となります。
人は情報が遮断され続けると気がおかしくなる!
情報化社会での一番の大穴ですね。
本件を踏まえても、発信元と受信先までのネットワークが必要不可欠と言えるでしょう。また、マンパワーリンクとなれば、扱える数多くの人と機器も必要で、一声出せば、つながる人々がその場に必要だと言う事です。
そう考えると、渦中だけが対象ではない事が想像できるでしょう。
外郭からの応援が必要な場合は、被災地から側近者へ、そして、側近者から一枠も二枠も外へ向けての通信ネットワークが必要だと言う事です。
D)民間側での「通信ネットワーク」の必要性の平面図を参照